パセージ第2章 前半

パセージシリーズ第2弾、一回に一章やるのはもったいないので、2回に分けてしようと思う。
前半は1.どんな場合に子どもは適切な行動をするか2.罰の好ましくない副作用。3.賞の望ましくない効果について。
1.には3つあって、1-1罰をおそれて適切な行動をする場合1-2賞を求めて適切な行動をする場合1-3適切な信念にもとづいて適切な行動をする場合、だ。これはまあそうだろうと普通は思うだろう。そしてどれが一番いいと思いますか?と聞いたらほとんどは1-3と答えるのではないだろうか?
罰を恐れて、賞を求めて適切な行動をすることの方がいいという人はそういないだろう。
では、皆さんそうなるように子育てしてますか?
していない・・でしょう。私もそうだった。頭ではどれがいいのか分かっているのに子供には罰を与え、賞を与えて1-1,1-2の行動をするように仕向けていたのだ。何故かというと1.自分がそうして育ってきた2.方法を知らない。からだ。罰も賞も与えないでどうすれば適切な行動を取るような人間に育つのか?その方法が勇気づけなのです。前回(パセージ第1章)で述べたように、勇気づけとは「したくなくてもすべきことはする、したくてもすべきでないことはしない」行動を取れるように援助することだ。技術としてはパセージ5-L・適切な行動や適切な側面を探す・短所でなく長所に焦点をあてよう・結果よりもプロセスを重視しよう・子どもの成長を認めよう・他の子どもと比較しないでおこう・親子は仲間です。が挙げられる。
2.罰の好ましくない副作用について。パセージ7-L、1.罰は負の注目になる2.罰する人がいなければ不適切な行動をする3.親子関係が悪くなる4.罰は子どもを消極的にする5.適切な信念が育たない。
これも納得出来るだろう。罰に対しては最近はどの子育て法もダメだとするものが多い。
では3.賞の望ましくない効果。パセージ8-L、1.賞を目的に行動するようになる2.賞をもらえないとわかると、適切な行動をしない3.賞がエスカレートする4.結果ばかり重視するようになる5.はじめからあきらめてしまうかもしれない。
賞を褒めることも含めて良くないと言っているのはアドラー心理学くらいだろう。褒めて育てるという言葉は誰でも知っているように叱らないで褒める育児は推奨される事が多い。
では子供が適切な行動をした時は無視するのか?と言うとそうではない。そこで勇気づけをするのだ。勇気づけと褒めるはどう違う?と混乱される方が多いのではないだろうか?また褒めることを避けるあまり勇気づけも出来ていないパセージ受講者もいるだろう(私もそうかもしれない)。褒めると勇気づけはどう違うかというと、一応言葉としてはパセージ10-Rに載っている。が、実は言葉の問題ではないのだ。子どもと横の関係にあるかと言う事が大事なのだ。
今回は横の関係について述べたい。横の関係はリディア・ジッヒャー (Lydia Sicher)が言い始めたらしい(私も論文見ていないので曖昧ですいません)。反対の縦の関係とはつまり上から相手を見る上下の関係だ。例えば子供がテストで良い点を取ってきたとしよう。その時
「えらい、良くやった、やれば出来るじゃないか、これからも頑張れよ」と言ったらどうだろうか?
これは縦の関係ではないだろうか?
えーっそんなことないよ。と思う方がおられたら同じ言葉を上司、同僚、パートナー(これが一番きつい・・)にかけてみよう、出来るかな?
私は出来ない。
「すごいじゃない、頑張ってたもんね、あなたが喜んでるのを見て私も嬉しい」ではどうだろうか?
これなら語尾さえ変えれば上司にも言える。パートナーには是非言いたい、下心があってはだめですよ(笑)。
勇気づけとはこの横の関係に立ってしなければどんな言葉を使っても勇気付けにはならない。逆に面白いことに横の関係であれば、「何をしてるんだ!ばかやろう!」と言う言葉でも勇気づけになる場合がある(稀に)。本当の勇気づけが単なる言葉だけの問題ではないと言う事が少しは分かって貰えただろうか?長くなったので今日はここまでに

パセージ第2章 前半” への2件のフィードバック

コメントは停止中です。