パセージ第3章 3

3 子供の課題と親の課題
3-1 子供の課題
3-2 親の課題
やっと課題の話に入る。課題とはライフタスクと言っても良いかもしれないが、アドラー心理学では仕事、交友、愛のタスクがあるとされている。分類はまあここでは述べないことにして、誰の課題かということが今回のテーマだ。
誰の課題かはその結末が誰に降りかかるかによって決まる。
例えば子供が勉強しないのは将来のその子供に結果が降りかかるので子供の課題だ。親には降りかからない。
逆に子供が勉強しないのでイライラする、怒りたくなるのは親の課題だ。親がイライラしても子供は別に何も困らない。
いや!親がイライラしたら子供もイライラするではないか?と言われる方もおられるかも知れないが、それは親のイライラする気持ちにイライラしているのではなくて、そこから出る親の対処行動にイライラするのだ(雰囲気も含む)。
だから、これは誰の課題だろうと分けて考えるのが重要になる。課題を分離しないとごちゃごちゃにもつれた糸のように訳が分からなくなってとても解決どころではなくなる。
とりあえず絡んだ糸を元に戻すところから始めよう。課題の分離は解決の第一歩なのだ。そうして誰の課題かがはっきりしたら、出来るだけその人(子供は子供、親は親)に解決してもらうようにする。
自分の課題を自分で解決できることを自立というからである。
今回と次回あたりは、最近世間で誤解されている意味での「嫌われる勇気」そのままだ。間違っても今回と次回だけ統覚フィルターで取り出さないようにして下さい。
ここでは子供の課題と親の課題を徹底的に分ける作業の練習をする。
・ 子供が喧嘩した
・ 子供が忘れ物をした
・ 子供が夜更かしをした。
・ 子供が長い時間ゲームをする、テレビを見る。
・ 子供が学校に行かない。
などなど、親御さんにとってはいつも悩まされていることではないだろうか?
答えは分かりますよね。
そう、全部子供の課題です。
では実際に課題を分離してますか?
ほとんどの親がしていないでしょう。いや出来ていないでしょう。
これはパセージ受講者でも同様です、分かると出来るは違う。
しかし、もちろんだが分かっていないと出来ない。
だからせめて分かるように努力したいと思うのだ。
気づくだけでも今までとはかなり違ってくると思う。