パセージ第5章 目標の一致 3 アドラー心理学の基礎の紹介

1.共同の課題が作れる場合と作れない場合

ここは、私的にはパセージで一番山場だと思う。
ここのページ24-Lの下の図は一番使ったのではないかと思う。
課題の分離で終わらないために、今まで共同の課題を考えてきたのだが、その流れが図にしてある。
共同の課題が作れるか作れないかは子供とあなた(親)の目標が一致しているかどうかで決まる。子供と目指すところが違えば協力は出来ない。
そのためにはまず、子供の目標を知らねばならない。
どうするか?
それはもう前にやりましたよね。
そう、「子供の話を聴く」です。
子供の話を十分に聴いて、目標が一致しておれば、もしくは一致させることが出来れば、共同の課題は作れます。
では、
2.目標の一致ができない場合は援助できないのか
という問いが出てくると思うが、
答えは
「はい、出来ません」
です。
目標が一致しないのに援助をしようとすると、他人を操作するということになりますから、アドラー心理学ではありませんし、うまくはいきません。
もしかしたらその時はうまく言ったように感じられるかもしれません。
しかし「自立する」「社会と調和して暮らせる」方向の援助はできないのです。
(第3章 課題の分離4)にあるように、結果的には
4-1 自信を失う
4-2 依存的になる
4-3 反抗的になる
4-4 失敗を人のせいにするようになる
4-5 親が忙しくなる
つまり援助しても勇気くじきとなってしまいます。

さて、本日はR.ドライカースのアドラー心理学の基礎の紹介
これは、先日の勇気付けて躾けると比べると、ページ数は少ない。
しかし難しい。
アドラー心理学を一通り勉強した後だと理解できるとは思うが、最初に読むと挫けてしまうだろう。
しかし、アドラー心理学の標準的な教科書ということだから本当に勉強しようと思われる方は読んでおいた方がいいだろう。
アルフレッド・アドラーによる序文もある。