アドラー心理学のグループ体験にもとづく育児学習コース Parent Study System on Adlerian Group Experiences :Passage(パセージ) 7章単発参加してきた

 

先日福岡の自助グループに参加した際、パセージの単発参加できないかと言われて、7章の日だけ空いていたので参加してきた。

パセージは久しぶりだ。

また、福岡でのパセージは初めてだったので楽しみであった。

参加メンバーは、リーダーさん、ご夫婦1組、母親、福岡の別のリーダーさんがメンバーで参加、私、私と同じく単発参加の女性(ご年配)の7名であった。

夫婦でご参加の方は夫の知り合いがアドラー心理学を知っておられて、紹介されたらしい。夫→妻へパセージの紹介だそうだ。

妻がアドラー心理学に賛成してくれて夫婦で参加できたのは大変素晴らしいことだと思う。

この家庭ではアドラー育児ができることになるし、夫婦で協力的な姿勢を学べるとなると幸せな家庭になるであろう。

7章の一番最初に「家族に宣伝しない」という項目があるが、この夫婦にはもう必要ないということだ。

夫婦2人でアドラー育児ができると子供も加速度的に変わるのではないかと思う、相手役の両親ともが劇的に変わるんですからね(社会統合論)。

片親が競合的で片親が協力的な関わり方をしても変わるとは思う、その場合は子供は協力的な方法を選ぶか競合的な方法を選ぶか選択できる。関わりの多い母親の影響が強いとは思うが(個人の主体性)。

ともあれ、このご夫婦が協力的な構えを身につけられて、次世代も幸福な家庭が続くよう願っている。

7章は家族会議が出てくる。そのロールプレイが面白いのだが、パセージが提唱するやり方で行うと、協力的かつ円滑に話が進む。

その方法を挙げてみると、

1.議長を決める

2.発言するときは手を上げて発言する

3.意見を言うときはみんなの顔を見て話す

4.前の人の意見を最初に繰り返してから話す

5.感情的になったら会議は中断する。

そのうち、4は普通の話し合いではしない。

意見を言う人の感想として「人の意見を自分の中で確認して話せる」。聞き手の感想として「聞いてもらえている、尊重されている感じがする」というものがあった。

つまり、意見を言う人、聞いている人みんなにとって協力的な手法だと言える。

7章にはルールを決める時のコツなどが書いてあり濃い内容だ。

今までのパセージの内容が分かっていないと出来ない。

今回「子供が宿題をしたかどうかを確認したほうがいいのか、どのように関わったらいいのか」とか質問があったが、パセージではテキストに書いてある内容でその答えを出すようにされている。

自分の意見を言わないでテキストで解決するのだ。そうすると自分の私的感覚が入りにくくなる(0ではないが)。

ある一人のメンバーが「宿題は家族みんなの大問題だから、話し合って共同の課題にした方が良い」と言われた方がいたが、そんなことはテキストのどこにも書かれていない。

「宿題が家族みんなの大問題」と言うのはこの方の私的感覚であって事実ではない。そういう解決をしようとする限りいつまでも非アドラーのままだと思う。

ではどうするのか?例としては1.課題の分離をして口を出さずに本人に任せる。2.24Lの目標の一致が取れるかどうか話を聞いて共同の課題にする、目標の一致が取れなければ結末を体験してもらう。どちらがいいのかは子供に話を聞いてみないと分からないし、親のパセージ実践のレベルにもよるだろう。パセージは進むにつれて応用範囲が広まるようにできている。

最初は練習のために課題の分離を徹底的にやる。親の期待は共同の課題にしない方がいい、心理的な迷惑は共同の課題にしない方がいいなど色々制約がある。しかしそれは練習のためであってパセージ24Lからは親の期待でも心理的な迷惑でも共同の課題にしてもいい。ただし親子関係が良く、協力的な態度が身についていればであるが。

野球で言えば初心者は「低め高めの球には手を出さない方が良い」「早い球、変化球には手を出さない方がいい」とか言うようなことだ、バッティング技術が上がればどんな球も打てるようになる。

今回のパセージに参加して学んだことは、パセージは「子供(相手)が何を学ぶか」を考えて行動するように書かれていると感じた。つまり全て相手を勇気付けるようになってる。改めてすごく良くできたテキストだと感じた。